2018年11月19日 18:05  カテゴリ:ちょっとしたアドバイス

紋の話

きもの装庫刈谷の寺尾です。こんにちは。
きょうは、お客様の質問にお答えします。
<色無地に紋は、あったほうがいいの?>
これは、なかなか難しいですね。
色無地のTPOについて、少しお話しましょう。
色無地:本来は略礼装という位置づけです。ということは正式には背一つ抜き紋になります。
お茶やお花をたしなむ方々は、ほとんどの方が背一つ抜き紋で作られます。
しかし、お茶やお花の方でも、そこまで正式にしなくても---という方は背一つ縫い紋にされます。
縫い紋は、紋なしよりは格が上で抜き紋よりは格が下となります。
問題なのは、お茶やお花などをやらない方です。
例えば、入園入学卒園卒業、お宮参り、食事会などに着用を考えている方々です。
これらの場合、紋があったほうがいいけど無くてもいいよ、って言ってます。
というのも、きものをあまり枚数をもっていない方が意外と多いんです。
そういった方々は、色無地を小紋のかわりにも使うことがあります。
友達とこものを着てお出かけしたりランチにいったり---。
本来は、そういった方に小紋や紬をお薦めすればよいのですが---。
こものをいっぱい着て、きものを好きになっていただきたい。
まずは、そこからだと思っています。

  


Posted by きもの装庫刈谷 てらお │コメント(0)