2021年02月13日 17:55  カテゴリ:きもの豆知識

家紋について

こんにちは。きもの装庫刈谷の寺尾です。
立春も過ぎて、もうちょっとで春がきますね。やっと寒さから解放されますね。
ここ数日で家紋についての問い合わせが数件ありましたので、本日は家紋について少々お話を。
まず、色無地を作られたお客様が抜き紋にするか縫い紋にするか迷っていました。[抜き紋と縫い紋では、抜き紋のほうが格が上ですよ]とお話したところ、お茶を習いたい、との事で抜き紋を選ばれました。
別のお客様は、実家の紋にするか嫁ぎ先の紋にするか迷っていました。実は紋って好きな紋をつけて構わないんですよ。(天皇家の菊の紋以外)三つ葉葵でも、大河ドラマじゃないけど桔梗でもいいんです。
まあでも、ほとんどの方は実家か嫁ぎ先の紋を選ばれますけど。〈本来は嫁入り道具でちゃんと用意しました〉って証明する為に実家の紋を入れて持たせる、っていう意味あいがあったわけです。では嫁ぎ先できものを作る場合は?多くの方は嫁ぎ先の紋を入れて作ります。でも明確な決まりは、無いんです。実家の紋がかっこよかったら実家の紋でもOKです。
ちゃんと紋がついているかどうか、です。ご安心を。
  


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2019年12月08日 15:39  カテゴリ:きもの豆知識

羽織とコートの違いって?

こんにちは。きもの装庫刈谷の寺尾です。
今日は少し暖かい日ですね。

10月頃に<小紋を長羽織に仕立て直し>する依頼をうけて、洗い張り、仕立て直しが出来上がってきました。
長羽織といっても、その身丈はいろいろで、膝くらいの長さ、膝下くらいの長さ、ふくらはぎくらいの長さなどあります。
ここ最近は、多くの方が膝下くらいの長さを希望されます。見た目もカッコイイですよね。
長羽織。長コートの季節です。オシャレしましょう、みなさん。
コートと羽織、共にきものの上に着るものですが、大きく異なる点があります。知っている方も大勢いると思いますが---。
コートは、目的地へ着いたら脱がなくてはなりません。羽織は、そのまま中へ入ってもかまいません。
例えば、卒業式、入学式。体育館で行われるかと思いますが、中はまだまだ寒いですよね。羽織ならそのまま中に入れます。
しかし、コートの場合は体育館の前で脱がなくてはいけません。
このように行く場所や気温などによって使い分けされるとよいかと思います。

<コートは脱ぐ>って言いましたが、裏地をみせて畳みます。(裏だたみ)
これは、コートの表地に付いたホコリなどを室内に落とさないように、「心配りをしていますよ」という気持ちの表現です。
そして、人に見られる裏地が大きなポイントになります。けっこう派手な柄であったり、可愛い柄であったり---。オシャレの見せ所です。

でも、羽裏コート裏ってあんまりおしゃれな柄って少ないんですよぉ。そこで当店では、裏地にしゃれた柄の長襦袢地を使用しています。
おしゃれな羽裏、コート裏で思いっきり楽しんじゃいましょう。「オシャレな裏地ねぇ」って評判になること、まちがいありませんよ。

今までの丈の羽織コートの身丈直しも承っています。ご相談くださいね。



  


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2019年09月03日 13:46  カテゴリ:きもの豆知識

皆さん、<紗あわせ>って知ってます?

こんにちは。きもの装庫刈谷の寺尾です。
皆さん突然ですが、<紗あわせ>って知ってます?
6月9月に着るきものなんですが、特に信州や東北地方で着ている人が多いきものです。
昨日おみえになったお客様が長野県出身とのことで「この地方では紗あわせを着ないんですね」って言われました。
「そういえば、この地方では需要がないですね」と返事したんですが、皆さん知ってました?
紗あわせは、簡単に言えば紗のきものの二枚重ねです。紗のきものを2枚重ねることによって、単衣の時期に着用します。
紗×紗や絽×紗などがあります。多くは内側のきものに柄があり外側のきものは無地になっています。
当店にも在庫がありませんので、写真をUPすることが出来ません。申し訳ありません。
きものって一口に言っても、この紗あわせや京袋帯など地方地域によっていろんなバリエーションがある、って事ですね。奥が深いですね。

写真は、5日からのセールの帯揚げ帯〆よりどり2点10.000円の帯〆です。
いいものが、お値打ちになっています。ぜひ、見に来てくださいね。



  


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2019年07月06日 13:32  カテゴリ:きもの豆知識

なごや帯と京袋帯ってどう違うの?

こんにちは。きもの装庫刈谷の寺尾です。
昨日、お客様からこんな問い合わせがありました。
「なごや帯と京袋帯ってどう違うの?」です。
袋帯を簡素化しようと名古屋の人が開発したのが、いわゆる九寸なごや帯なんですが、
手先からお太鼓の近くまでを半分に折りたたんで閉じ、お太鼓部分は垂から折り返して仕立てたものをなごや帯といいます。
出来上がりは一重太鼓になります。それに対して京袋帯は、袋帯を単純に短くしたものを指します。これも出来上がりは一重太鼓です。
京袋帯は、京都発祥といわれています。長さはどちらも3m60~70㎝(出来上がり)です。
大きな違いは、京袋帯は裏地があり、なごや帯にはありません。また京袋帯は腹の部分の帯巾を自由にできます。
なごや帯は半分に折りたたんで仕立てをするので、帯巾の半分で決まってしまいます。
どちらもメリットデメリットがありますので、どっちがいいとは一概にはいえません。
ただ、なごや帯というだけあってこの地方では圧倒的になごや帯のほうが普及しています。
全国的には、京袋帯のほうが普及してるかな?って思います。
ついでにといってはなんですが、八寸なごや帯についても少し。
八寸なごや帯は袋なごや帯ともいわれています。九寸なごや帯と違って帯芯を使いません。
お太鼓部分は九寸なごや帯と一緒で垂から折り返しますが、手先から一尺ほどを半分に折りたたみます。(前開き仕立てといいます)
帯芯を使用せずかがり縫いで仕立てます。(これは大分の人が考え出したと言われています)
まぁ、このように違いがあるわけですが、なかなかわかりにくいですよね。行く場所によっのTPOもありますしね。
このように何でもわからないことがあったら、当店までお問い合わせください。
この写真は夏の帯〆です。


  


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2019年04月05日 13:38  カテゴリ:きもの豆知識

ちょっとふくよかな方の帯〆って---

こんにちは。きもの装庫刈谷の寺尾です。
今日も暖かくなって、春本番っていう感じですね。桜も満開です。
今年になって色々リフォームのご相談の話がありましたが、意外と多かったのが<太ったから身巾を直して欲しい>っていう依頼です。
若かったとききもの、嫁入りに持たせてもらったきもの。年月とともにサイズが合わなくなってしまった、そんなきもののリフォームです。
ほとんどの場合、身巾直しで、今の体型にあったサイズにお直しできます。
そうすると、お客様から「帯〆も足らんじゃん!どうするの?」って言われます。
もともと当店では、長尺の帯〆をご提供してきましたが、先日のセールで完売してしまいました。
そこで先日、仕入に行ってきました。全部で20本ほど新柄をお見せすることができます。
フォーマル向き、オシャレ向き半々くらいです。
自画自賛ですが、なかなかしゃれた長尺の帯〆だと思っています。皆さん(チョットふくよかな方)見に来てください。
さらにさらに、当店では今までお持ちの帯〆を継ぎ足して長くすることもやっています。
「そんなことが出来るの?」って思いますよね、<出来るんです>当店におまかせあれ。
詳しくは、ご相談ください。


  


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2018年10月06日 13:43  カテゴリ:きもの豆知識

なごや帯について

そもそも、なごや帯って何?ってたまに聞かれます。
今日は、なごや帯の発祥について、少しお話しましょう。
単純にいえば、袋帯を短くしたものです。
昔は、袋帯(二重太鼓)と細帯(半巾帯)しかありませんでした。
大きくわけると、袋帯は礼装、細帯は普段着となります。
袋帯を普段でも締めれないかと考えた人がいました。
そこで、袋帯を簡素化したものが、いわゆるなごや帯です。
皆さんは、京袋帯って聞いたことがありますか?
袋帯を簡素化するにあたって、京都の人が考えたものが袋帯を切っちゃう方法です。
それを、京袋帯といいます。
名古屋の人が考え出した方法が手先からお太鼓の手前まで、半分に縫い合わせて
垂れ先からお太鼓あたりまでを縫い合わせずにしたものが、なごや帯です。
名古屋の人が考え出したから、なごや帯なんです。
だから、という訳ではありませんが、なごや帯がよく売れるのは東海地方なんです。
全国的にみれば、現在ではフォーマルもカジュアルも袋帯が売れます。
なごや帯の生産は、年々減っています。需要がそれほど無いからです。
なごや帯も貴重品になるかもしれませんよ。
  


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2018年10月02日 12:27  カテゴリ:きもの豆知識

ちょっと太っちゃった方に朗報

<天高く馬肥ゆる秋>
秋は、おいしいものがたくさんありますね。
ついつい食べ過ぎてしまって、チョットふくよかになってしまった貴方。
ダイエットしてもとの体系に戻すのが、一番なのですが----。
きものって凄いなあと思うのは、仕立て直しが出来るんです。
きものは仕立て直しをして大きくできるです。(勿論、
小さくも)
でも、ちょっと忘れがちなのが帯なんです。
帯も、長くしたり短くしたり出来るんです。
見えないところで、継ぎ足ししなければなりませんが---。
そして、なんと帯〆も長くすることが出来ます。
この写真は、私の若いころから懇意にしていただいている、金彩友禅作家、殿村元一先生の作品です。  


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2018年07月20日 14:07  カテゴリ:きもの豆知識

きものの柄の謂れについてⅡ

柄の謂れ(続き)
南天   古来より魔除けとして、深い関わりを持つとされています。
     赤い実は、身体を病気から守ってくれる、と言われています。
フクロウ  古来よりがくもんの神の使いとして、人間を助けてきました。
     不苦労ともいわれ、苦労せず、順調に物事が進むと言われています。
     夜行性で、暗闇でも目がきくことも、吉兆です。
鹿    鹿は、神の使いでいつも先頭に立ちすべての人達を
     幸福の国に案内すると言われています。  


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2018年07月17日 17:42  カテゴリ:きもの豆知識

きものの柄の謂れについて

きものには色々な柄がありますが、その柄には意味があるって知ってますか?
きょうは、柄の謂れについて少しお話しましょう。
例えば、夏のきものや帯によく使われている柄からいきましょうか。

とんぼ  とんぼは、古来より軍虫(いくさむし)と書いて勝軍の願いとして使われてきました。
     魔除けの紋章です。また、360度ほとんど見渡せることから危険を察知する力を備えています。
蟹    蟹は、その大きなはさみで、厄を断ち切ってくれるとされています。
海老   海老は、曲がった腰でいつでも跳ね上がる姿が実にめでたいといわれています。
     生き生きとした人生を過ごせるよう海老の元気を分けてもらいたいものです。
鯉    鯉は、滝を上り雲を呼んで龍になるといわれています。
     長命で強く生命の水にも恵まれ荒波を乗り切ります。
水    水は生命すべてに不可欠のものであり、特に人間は水で生まれ水で一生を終えます。
     流水、川、海などの文様は幸せを願っている人間そのものなのです。  


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2018年07月07日 13:46  カテゴリ:きもの豆知識

きもののお手入れ

今日は、きもののお手入れについてお話しましょう。
おきものの敵ってなんでしょう?
おきものは、湿気が大嫌いなんです。
よく箪笥に防虫剤を入れている方がいますが、基本的におきものは虫は食いません。
おきものに付いた食べかすや染みには、虫が食うことがありますが。
おきものの大敵は湿気なんです。だから箪笥に入れるなら、乾燥剤をお勧めします。
カビの防止にもなります。
絹は蚕から作られます。つまり動物性繊維なんです。だからいずれ黄ばんできます。
これは、どうしようもない事なんですね。でも湿気が多いと早く黄ばんでしまいます。
少しでも遅らせるために湿気を避けてください。  


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